くましろちかこ 議員活動日記

石狩市議としての議員活動の記録や、日々の日記です。

6月議会最終日。新型コロナ予算の振り返り

石狩市民の皆さま、こんばんは。

新しい生活様式・・いまいちよくわかりませんが

日常的な予防が当たり前になってきていますでしょうか。

小樽でクラスター発生など、まだまだ油断はできない日々が続きますね・・

 

本日6月定例議会の最終日でした。

国が自治体に「新型コロナウイルス対策のためにつかってね」と充てた

第二次補正分の臨時交付金石狩市独自の事業予算が通過しました。

 

1月半ばに日本に新型コロナウイルスが上陸。

そして2月末には、日本中の学校で一斉休校。

その後の3月議会。2度の臨時議会。そして6月議会。

全ての議会で、新型コロナ対策の議論がなされ、新たな事業が決まっております。

皆さまの生活に直結するものばかりですので、お時間許す方は

どうぞお読みになってください。(長くてすみません・・)

 

石狩市新型コロナウイルス感染症対策について

 

石狩市の対応あれこれをまとめました。

 

新型コロナウイルス感染症関連の議会の動きと予算】

 

①3月定例議会にて

 ・市長より新型コロナウイルス対応の行政報告

 ・建設文教常任委員会にて、小中学校の臨時休業、卒業式などの扱いについて

 ・新型コロナウイルス関連補正予算 

  〇学校休業に伴う障害児デイサービスの時間増額分

   4,045万円 (この内増額分は1,000万円程度)

  〇マスク・消毒液の備蓄のため

   500万円 (一般財源)

  〇指定管理者62施設の2.3月分の影響額補填分

   1,450万円(一般財源)

  〇福祉利用割引券を郵送に切り替えた郵送代、新型コロナ広告折込手数料

   250万円(一般財源)

 ・その他の補正予算

  〇GIGAスクール構想 

   2億9,200万円

     内訳: 7,800万円(国費)、2億1,380万円(地方債)、90万円(一般財源)

   (市内小中学校のWi-Fiを1Gから10Gへ補強、電源キャビネットの整備)

  

②4月24日 第一回臨時議会

 ・新型コロナウイルス関連補正予算       

  〇国保加入者、後期高齢者医療制度加入者で、新型コロナウイルスへの感染や

   感染疑いで仕事を休み、その間の給与が支払われない、または減額された場合

   傷病手当金を支給

   140万円

  〇石狩市中小企業特別融資制度(融資の利子補助分を上乗せし、実質無利子とする)

   1,200万円(一般財源)

  〇市内小規模事業者の継続緊急支援事業交付金

   4,000万円(一般財源)

   (2・3・4月の連続する2ヵ月の売上が、前年度比50%減となった小規模事業者に

   対し、20万円を交付する。20万円×200事業者)

 

③5月15日 第二回臨時議会

 ・新型コロナウイルス関連補正予算

  〇特別定額給付金 (ひとり10万円×58,500人)

   58億5,000万円

  〇子育て世帯への臨時特別給付金(10,000円×児童手当対象者7,475人)

    7,475万円

  〇新型コロナウイルス感染症 地方創生臨時交付金 一次補正分

   石狩市総額  2億4,000万円

   事業予算化  1億3,000万円  残り 1億1,000万円

 

   ①指定避難所41ヶ所にマスク、消毒液、体温計を備蓄   

    500万円

   ②市内事業者に感染防止整備費として、各20万円   

    3,500万円

    (高齢者施設73ヶ所、障害者施設69ヶ所、学校16校、給食センター2ヶ所

    市内公共交通機関・タクシー等に、マスク、消毒液、空気清浄機など整備費)

   ③社会福祉協議会の特例貸付業務に2名分の新規相談員雇い入れ  

    400万円

   ④遠隔手話通訳導入事業   

    300万円

    (タブレットを20台リース。市内医療機関、薬局に置く。聴覚障害者が手話

    通訳者を同行できないときに、遠隔で通訳を依頼する)

   ⑤子どもの学習・生活支援事業   

    100万円

          (タブレットを14台購入。生活支援員による家庭訪問の学習支援ができない

    際に、タブレットを希望者に貸し出し、遠隔支援を行う)

   ⑥障害者緊急生活支援事業 

    550万円

   ⑦要介護者緊急生活支援事業 

    550万円

    (障害児・要支援者の世話人新型コロナウイルス感染で入院した際の緊急

     受け入れのための費用)

   ⑧住いの困窮者支援事業 

    100万円

    (市営住宅の空き室5部屋の活用)

   ⑨ひとり親家庭生活サポート事業

    1,000万円

    (10㎏のお米を二回、ひとり親医療対象者約659世帯に郵送)

   ⑩北海道の休業等要請協力支援金への上乗せ 

    4,000万円

   ⑪小規模事業者の継続緊急支援事業交付金の追加分 

    2,000万円

    (20万円×追加100件 全300件)

 

 ・その他の補正予算

  〇新型コロナウイルスに伴う住居確保給付金の増 

   227万円

 

④6月定例議会にて

 〇新型コロナウイルス感染症 地方創生臨時交付金 一次補正分

  残り 1億1,000万円

 

  ①市内医療機関の感染予防物品購入費 

   5,000万円

   ・物品・設備購入 内科・外科(26) 各100万円、歯科(23) 各50万円

   ・あつた中央クリニック サッシ改修、エアコン設置 1,050万円

   ・浜益国民健康保険診療所 エアコン設置 200万円

  ②図書整備費 

   1,600万円

   (図書1500冊、CD、DVD250枚)                        

  ③家庭用有料ゴミ袋(20㎏×20枚)配布 

   2,000万円

   (ステイホームで増えるゴミ袋600万円、郵送料は1,400万円)

  ④訪問系サービス事業所の感染予防整備 

   700万円

   (33施設、1施設20万円)

  ⑤商店会感染症対策事業費 

   300万円

  ⑥公共施設衛生環境改善事業 

   1000万円

   (花川南デイ冷暖房取替600万円、図書館の換気扇300万円、八幡コミセン和室

   改修50万円)

  ⑦現在50%普及率の学校教室窓に網戸を設置。渡り廊下、職員室も。 

   900万円

  ⑧公園内環境整備 

   500万円

 

 〇子育て世代包括支援事業 

  60万円

  (エナ・レディースクリニック50万円、みうら母乳育児相談室10万円)

 

 〇漁業者緊急支援事業補助金 

  2,280万円

  (魚価低下、資金繰り支援として。20万円×全漁業組合員114名)

 

 〇新型コロナウイルス感染症 地方創生臨時交付金 二次補正分

  石狩市総額(見込) 5億円程度

  事業予算化  3億円

 

  ①指定管理者62施設の4.5月分影響額補填分

   2,800万円

  ②プレミアム付飲食券 

   2,200万円

   (7千円分を5千円として計1万部発行。飲食店で販売。購入店舗のみで使用)

  ③プレミアム付商品券発行事業 

   1億8,000万円

   (6千500分を5千円として計10万部発行。市内商店、サービス業などで使用可。

   市が秋頃から販売)

  ④住宅リフォーム工事費補助金 

   3,000万円

   (50万円以上のリフォーム工事を発注する市民に対し、工事費の20%、最大

   20万円補助)

  ⑤雇用調整助成金社会保険労務士申請代行依頼費用の補助

   500万円

  ⑥生活困窮者家計改善支援金 

   1,000万円

   (特例貸付の総合支援金を借りた方、単身世帯5万円、複数世帯10万円の支援金)

  ⑦住まいの困窮者支援事業 

   50万円

   (花川中学校近くの教員住宅2戸を、緊急一時生活支援施設として整備)

 ⑧スクールバス感染リスク低減事業

   7,000万円

   (生振小学校スクールバスの密を避けるため一台追加する)

 ⑨学校。教室に各2台サーキュレータ購入。和式トイレの洋式化

  1,250万円

 ⑩公共施設環境改善事業

  500万円

  (花川南コミ会議室にエアコン設置、窓改修、その他網戸整備など)

 

【対策本部会議の動き】

・2月より市長をトップとした部長職で構成する対策検討会議体制がとられ、

 これまでに22回会議を開催する

・介護・医療・障害・子ども関連施設に備蓄マスク、消毒液などの配布

・国、北海道の緊急対策を踏まえ、市での感染拡大防止を中心に、各所管部の

 情報共有、対策を協議。市の公共施設の休業、主催のイベントの延期・中止、

 学校の休業決定などを行う 

 

【マスク等の配布状況(5月13日時点)】

 ①マスク

  初期備蓄) 医療用マスク3,900枚、一般マスク 65,000枚

  初期配布)   中国姉妹都市彭州(ほうしゅう)市 10,000枚

        医療・介護関連施設 35,000枚

        放課後児童クラブ 2,000枚

        小中学校 2,500枚

        中央バス石狩営業所 3,000枚

        石狩市窓口職員 7,000枚

  追加配布)  医療・介護・子ども関連施設 8,300枚

        石狩市窓口職員 1,200枚

  寄贈) 民間事業者より 2,000枚

     中国姉妹都市彭州(ほうしゅう)市より 12,000枚

     民間事業者より 8,600枚

     〇備蓄 65,000枚 + 寄贈 22,600枚 =87,600枚

  〇配布 85,500枚

  〇残数 2,100枚        

  

 ②消毒液

  初期備蓄) 一斗缶 10缶

  配布) 公務サービス、スポーツ健康課(体育施設等)、保健推進課(市内病院4ヶ所)

     浜益国保診療所、りんくる など

 

 ③手指消毒液 

  初期備蓄) 314個

  配布) 市内小中学校、公共施設など

  残) 150個

    

【特別定額給付金の状況 6.22時点】

申請率は98.4%、給付率は96%

 準備が早かったこと、外注など契約を早期にできたこと、各部の協力などあって

 大変スムーズに給付事務できている。事務費として6,000万円ほど。コールセンター

 を8月21日まで設置。

・オンライン申請は600件弱。オンライン申請時に二度申請を送信して二重払いに

 なったのも含むと不備は25件。新規のマイナンバーカード交付申請は、2~5月で

 1317件。昨年に比べ若干増えた程度

・給付申請書に✖をつけてきた方には電話で確認し、間違いと確認済

・申請書を入れる返送封筒のサイズが小さかったのは、機械で封入したため、

 ワンサイズ小さくなければ入らなかった。市民からたくさん折りたたまねば

 ならないとお叱りを受けた

・消費者トラブル・詐欺メール被害などは今のところなし

 

【児童生徒の学びの保障について】

・夏期休暇の短縮。夏期休暇中の給食は、夏休み期間中に休職設備のメンテナンス契約

 で設備清掃が入るため、簡易給食となるが、極力栄養バランス、カロリーに配慮す

 る。また簡易給食費用は、交付金を充てたい考え。

土曜授業は5回ほどを考えているが、詳細は各学校に任せている

・修学旅行などの行事についても、できる限り実施をしたいが、今のところ状況を

 見定め延期が続いている。実施の有無や判断については、各学校で決定する

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私自身この間、市民の皆さんからお寄せいただいた声をもとに

3回ほど市長、教育長あてに要望書を出させていただきました。

議会でも、たくさん議論をさせていただきました。

それぞれの事業についてや、一般質問、常任委員会での議論については

また改めてご報告いたします。

本日はこのあたりで~。

最後までおつきあいをありがとうございました。