くましろちかこ 議員活動日記

石狩市議としての議員活動の記録や、日々の日記です。

知ってほしい!!厚田区・西当別に50基の風力発電計画 パート2

引き続きパート2に、お付き合いをお願いいたします。

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八の沢計画地を通り過ぎ、緩やかに坂を上ると二股に分かれています。

その右側を行くと、「この急にできた電気施設は、一体なんだ!?」

と市民の間でも噂になりましたが

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北電ネットワークに確認したところ、マップ上では、黄色文字の計画。

先行する4999kW、2基の自主アセス案件

(5000kW以下の発電は、法令アセスには該当になりません)

「望来古平風力発電」建設の送電連携のための変電施設のようです。

こちらは、稚内市の(有)グリーンファクトリーという会社のもので、望来に1箇所、古平町にも1箇所計画していることから、この計画名になっているようです。

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戻りまして、坂を登っていくとこの工事中の写真の奥の奥が

赤いラインの計画「石狩聚富風力発電計画」最大22基の計画エリアです。

この計画は、経産省からの配慮書に対する意見にもあるように

とにかく計画面積が広く、青いラインの計画ともかなりの面積が

かぶっているのです。

一般的に風車の間隔は、高さの3倍は間を開けなければならないので

1基160mとして、480m間隔。

この狭いエリアに、2事業者の計画が入り組むことは普通では考えられません。

そして、あらゆること、特に風車騒音については

「累積的な影響評価」が必要になるにも関わらず

A社の7基と、B社の22基の合計の累積評価をする仕組みが全く整っていません。

また、計画エリアのほとんどが、石狩市風力発電ゾーニング計画で定めた

保全エリア」となっているなど、問題は多いと認識しています。

 

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左手側にも、もう一基。一番近い住宅は、焼肉屋さんになります。

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そして、527号線の坂を下っていき、望が丘線を左折し1.5キロほど進むと・・

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厚田区聚富望来風力発電」の計画エリアです。

この計画は、4200kW級の風車が、8基。

事業者は茨城県つくば市に本社のある農業法人です。

太陽光発電の下で高麗ニンジンをつくっているそう。

この計画地でも、風力発電の下で農業をやりたいとのことでした。

そんなにも簡単に、森林を農地にすることができるのでしょうか。

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右手側には、すでになんらかの『しるし』が。

事業者は、住民理解が足りていないと説明を配慮書段階から

やり直すと約束しましたが、一方でなんらかの調査などは動いているようです。

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 このように、厚田区、西当別のエリアに風力発電が建設されようとしています。

現在、2つの計画で、誰でも提出できる意見書を募集しています。

ぜひとも、皆さんの関心、心配など気持ちを事業者に届けてください。

 

青色のラインの計画

厚田区聚富望来風力発電計画 方法書への意見提出はこちらから

締め切りは、4月24日です!

https://iasmrwp.jp/session.html?fbclid=IwAR2lBzbVbavdHrjmJ4xIUVsqbtviL_e0yDlEXvtIsklBpRpGFUhURByANCQ

 

白色のラインの計画

西当別風力発電事業計画 方法書への意見提出はこちらから

締め切りは、4月25日です!

https://itnrwp.jp/session.html?fbclid=IwAR3N6MMzSubmbAsUiwNPmNmhiJsBB27SUtXBPStuf99D4RUwC2XuXYhLz-g

 

こんなにたくさん建っても、停電しても地域の電気はつきません!!

20年間の事業期間中、わたしたちは、本当に風力発電とともに

安心してくらしていけるでしょうか。

自分たちの地域の持続性は、自分たちで考え選びたい。

そのような、ふるさとをつくっていきたいと切に願っております。