くましろちかこ 議員活動日記

石狩市議としての議員活動の記録や、日々の日記です。

市役所で働いている非正規の方に…

届きますでしょうか。

 

石狩市の非正規職員(臨時・非常勤職員)は、225名(H30.4)いらっしゃるのですが、来年度から「会計年度任用職員制度」が全国的にスタートするに当たり、現状で、『自分が同じ仕事に就くことができるのか』『そもそも応募できるのか』すらわかっていないような、大変不安な状況に置かれているのではと思います。
(どこの自治体も多分似たような状況と思われます)

ここを当事者の方が見る可能性は極めて低いと思うのだけれど、非正規職員の処遇に関わることがどのような方向で議論されているのかも何も知らされないままでいるのは、当事者の立場に立てば、あり得ないことと感じます。
現状でお伝えできることは全て「未定・検討中」ではありますが、部局から聞き取った「方向性」だけでもお伝えします。

・臨時、非常勤職員の職は全て「会計年度任用職員」に移行となり、現在それぞれの職種の配置、人数、基準報酬が適正か見直しをかけるために、部局ごとのヒアリングを行っている。(6月中に終える)

・会計年度任用職員の職種の中でも、週29時間以内のパートタイムでいいか、正規職同様の週38時間45分のフルタイム勤務が必要かという検討もしている。特に採用が困難な専門職の相談業務ではフルタイム該当するか検討したい

・任用期間は会計年度ごと(単年度)の任用となり、試験方法は毎回公募、面接(在職中の方も、現在任期5年を超えて任用されている方も、1年目となり面接を受けることができる)を検討

・任用更新はこれまでのように5年以内ではなく、回数制限を持たない

・大きな話題となっている「期末手当」については、6ヵ月以上の勤めがある職員(パートタイム、フルタイムいずれも)に該当し、正規職同様の基準でということで、『年、2.6ヵ月分』を検討している(正規職員は、勤勉手当も該当になるため、年4.45ヵ月分) 

→ 勤勉手当が会計年度任用職員に該当にならない根拠は今後調べます

・会計年度任用職員のパートタイムは、今後「副業が可能」。フルタイムは「不可」

☆前回の議会質問で不安視されるとあげていた
「余分に人件費がかかる分、非正規職員数を削減するのでは」
「会計年度任用職員になったら、報酬が下げられ、結局年収が下がるのでは」
ということについては、石狩市としてはそのようには全く考えておらず、報酬では期末手当分が純粋に処遇改善につながるよう予算を組む方向で検討しているとのことです

また、「経験年数が5年と0年で、同じ報酬基準からスタートするのはおかしいのではないか」「経験を積むことで、報酬が上がる仕組みにしてほしい」という要望も、検討しているとのお答えでした

☆今後のスケジュールとしては、6月中に職員組合との交渉があり、文書で取り交わすとのこと。また部局ごとのヒアリングを経て、各職種の処遇を詰めていく。そして、9月の第三回定例会には、関係条例改正がかかる予定とのことですので、7月スタートの第2回定例会の中でも、しっかりと処遇改善が図られているかチェックし、求めてまいりたいと思います。

☆いずれかの段階では、総務部より、現職の非正規職員に対し説明会などが実施される予定

もし、当事者の方がこちらをご覧になりまして、わからないことがありましたら、いつでもメッセージをいただければと思います!

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